今回は賃貸物件に生涯住み続けた場合の住宅費について計算してみようと思います!
今回は25歳~60歳までの35年間と仮定して費用を算出してみます。
モデルケースでの計算となりますが、住んでいる地域の賃料相場と違う場合も計算式自体は変わりませんので当てはめると計算してもらえますので良ければ参考にしてください^^
《モデルケースの概要》
25歳~34歳・・・独身で1ルームに住む(家賃6万円・礼金10万円)
35歳~44歳・・・結婚して子供が小学生になるまで2LDKに住む(家賃8万円・礼金20万円)
45歳~59歳・・・子供部屋が必要になり3LDKに住む(家賃10万円・礼金30万円)
60歳~80歳・・・子供が独立し2LDKに住む(家賃8万円・礼金20万円)
絵にかいたような順調な人生がモデルですね(笑)
賃貸住宅に住み続けた場合の住宅費
賃貸住宅の大きなメリットとして、「住替えが簡単にできて、常に新しい家に住むことができる」という事があります。
恐らく一生の間ずっと同じ賃貸物件に住み続ける方は少ないでしょうから、今回のモデルケースでは最初の契約以降も3度引越しをすると仮定しています。
それぞれの家賃と礼金、荷物の多さによって費用が変わってきますので、ざっくりと下のように計算してみました。
契約時費用
契約の初期にかかる費用を計算してみます。
今回は4度の引越しを想定していますが、引越し回数が増えるとその分金額は増えていきますので注意してください!
1ルームの契約時費用(25歳時)
礼金10万円+契約初期費用15万円+引越費用3万円=28万円
2LDKへの契約時費用(35歳時・60歳時)
礼金20万円+初期費用20万円+引越費用10万円=50万円
3LDKへの契約時費用(45歳時)
礼金30万円+初期費用25万円+引越費用20万円=75万円
賃貸の初期費用を抑えるための記事と引越し費用を抑えるための記事も書いているから良かったら読んでね^^
住んでいる間の住居費用
60歳を超えても住宅費がかかるのは購入した場合と比較するとデメリットになるかもしれません。
毎月の家賃も積み重なると大きな費用になりますので、極力1ヶ月あたりの家賃を抑えるのが重要ですね!
25歳~34歳の10年間
家賃6万円×12ヶ月×10年=720万円
35歳~44歳の10年間
家賃8万円×12ヶ月×10年=960万円
45歳~59歳の15年間
家賃10万円×12ヶ月×15年=1800万円
60歳~80歳の20年間
家賃8万円×12ヶ月×20年=1920万円
60歳以降の費用が結構かかるのがキツイなぁ。ちゃんと貯金しておかないとダメだね!
住んでいる間にかかる諸経費
こちらの諸経費は賃貸借契約を維持し続けるために最低限必要な費用になっています。
物件によってはそれ以外にも必要になる費用があるかもしれませんので、その場合は単純にプラスして計算してみて下さい^^
25歳~34歳の10年間
火災保険加入費用(2年に1度2万円)×4回更新=8万円
家賃保証会社加入費用(1年に1度1万円)×9回更新=9万円
賃貸借契約更新料(2年に1度家賃1ヶ月分)×4回更新=24万円
合計:41万円
35歳~44歳の10年間
火災保険加入費用(2年に1度2万円)×4回更新=8万円
家賃保証会社加入費用(1年に1度1万円)×9回更新=9万円
賃貸借契約更新料(2年に1度家賃1ヶ月分)×4回更新=32万円
合計:49万円
45歳~59歳の15年間
火災保険加入費用(2年に1度2万円)×4回更新=8万円
家賃保証会社加入費用(1年に1度1万円)×14回更新=14万円
賃貸借契約更新料(2年に1度家賃1ヶ月分)×7回更新=70万円
合計:92万円
60歳~80歳の20年間
火災保険加入費用(2年に1度2万円)×9回更新=18万円
家賃保証会社加入費用(1年に1度1万円)×19回更新=19万円
賃貸借契約更新料(2年に1度家賃1ヶ月分)×9回更新=81万円
合計:118万円
賃貸借契約の更新料は住む地域や契約物件によって大きく異なります!自分の住む地域の相場を確認してみましょう!
合計金額について
今までに計算してきた費用で賃貸契約を維持していくために必要な費用のほぼ全てをまかなうことができます。
ちなみに今回の合計金額は5903万円となりました。
やっぱり賃貸とはいえ長く住むと結構な金額になりますね^^
一軒家を購入した時にかかる費用についての記事もありますので是非参考にしてみて下さい!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回の計算は参考記事も今回の想定も25歳からのものになっていますので、年齢によって適切な選択は変わってきますし、それぞれの状況によっても選択が変わることもあります。
例えば、会社が家賃を負担してくれる制度がある方は賃貸住宅に住むことのメリットが大きくなりますし、逆に土地は持っているから家だけを建てれば良いというような方は一戸建てを購入するメリットが大きくなります。
皆さんの状況によって費用面は一長一短な部分が大きく、それぞれの状況に合わせて購入すべきか賃貸に住むべきかを考えていただけると良いと思います。
今後は30歳の時点で購入するか賃貸にするか、40歳の時点で購入にするか賃貸にするかなど他の年齢ごとの場合分けについても記載していきます。
ぜひそちらもご覧いただけると幸いです。
それでは最後までありがとうございました!
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