
不動産会社と切っても切れない関係なのが引越し会社です。
家を買う時も借りるときも、(空家ではない)自宅を売ったり貸したりする時も必ず荷物を動かす必要がありますよね。
なので不動産会社には沢山の引越し業者が営業をしにくるのですが、今回は私がその中で学んだ”安く引越しする方法”をみなさんにお伝えしたいと思います。
不動産取引を適正な価格で行ったのに、引越し業者にたくさん料金を取られていては何がなんだか分かりませんのでこの記事を読んでしっかりと節約してほしいと思います^^
引越し業者の内部事情を知ろう

引越し費用って実はどんな時期でも一定な訳ではなくて、繁忙期には料金があがりますし、閑散期には料金が下がるような仕組みになっています。
次にあげる2つのポイントで引越し料金は大きく変わってきますので、まずは引越し業者の仕組みについて知っておきましょう!
トラックの台数には限りがある
見出しに書いた通りですが、引越し業者が保有しているトラックの台数には限りがあります。考えてみれば当たり前の事だけど消費者目線ではあんまり意識しないところですよね^^
そのため、繁忙期にはトラックの台数が不足するなんて事もよくあります。
そうなると大手引越し業者などであれば機会損失を避けるために、遠方の営業所からトラックを取り寄せたり、トラックをレンタルしたりして対応する事になります。
トラックを取り寄せる場合は人手が必要ですし、レンタルをするには料金が必要になりますが、結果的にはその分の負担は消費者にいく事になります。
これが安く引越しをするための1つ目のポイントになる”トラックの稼働状況”です。
引越しの依頼がなくてトラックが余っている状況は引越し業者の目線で考えると、「駐車場代・税金・保険代を支払ってるだけ」になります。会社としては一つもいい事ありませんよね。
そのためトラックに余裕がある日であれば引越し会社は「多少値段が安くてもただ置いておくだけよりはマシ」と思って値段交渉に応じてくれる可能性が高くなります^^
20日に引越ししたいんですけど・・・
〇〇万円ですね!(20日トラック空いてねー!トラック取り寄せ代金も含めなきゃ!!)
たかっ!!
引越し業者の人件費を考えてみよう
次に大きなポイントになってくるのが、”人件費”の問題です。
引越し業者は繁忙期などになるとアルバイトスタッフを雇用して人手を確保しているのは、皆さん求人情報などでよくご存じだと思います。
でもここでポイントになるのは”アルバイト”ではなくて”正社員”の存在です。
引越し業者にも、もちろん”正社員”は存在する訳ですが正社員は引越し案件があろうと無かろうと、固定で給料(つまり会社から見ると人件費)が発生する訳です。
気づいた方もいらっしゃると思いますが、これってさっきのトラックの時とおんなじ状況ですよね!
つまり”正社員の手が空くほど暇な日”が値段交渉のねらい目になりますね^^
20日に引越ししたいんですけど・・・
大体〇万円くらいですね!値引きも頑張りますよ!!(20日予約一件もないわ)
やすっ!
具体的に引越し費用が安いのはいつ?

ここからが本題になりますが、「じゃあ”トラックが余っていて、正社員の手も空いている”ような引越し会社にとって暇な日っていつなの?」という疑問を解決していきましょう!
ポイントになるのは日にち・曜日・月の3つです^^
月末よりも、月初・月中がねらい目
不動産の契約は月初・月中よりも圧倒的に月末に固まる傾向があります。
そのため引越し業者もその傾向を理解して、月初・月中は費用を下げてくれる可能性が高いです。
賃貸で引越しをする場合は賃貸の初期費用は?安く抑えるコツで紹介した”フリーレント”なども有効活用した上で引越しを月初・月中に合わせる事ができるれば、コスト面では最強と言えますね^^
週末よりも平日がねらい目
これはわざわざ書くほどの事はないのは分かっているんですけど(笑)、もちろん週末よりも平日の方が安くなります。
引越し会社の費用の仕組みで説明した通り、混み合っている日と予定が空いている日では引越し料金は大きく変わってきます。
週末がお休みの方についても有給休暇が取得できるようであればぜひ平日に引越しすることをおススメします!
2月から3月は格段に高いです
日本人は4月~を新年度として扱う文化となっていますので、その直前の2月~3月に関しては異動や就職、入学の時期となるため引越し費用はその他の月と比べてかなり高くなっています。
この繁忙期に関してはよっぽど運良く引越し会社の予定が空いていない限りは値引き交渉も難しいため、正直”打つ手なし”です(笑)
引越し時期を調整できるようであれば2月~3月を外して引越しすることをおススメしますが、こればっかりはタイミングを選べない事もあるため、どうしようもない場合は諦めないとしょうがないです。
1点アドバイスができるとすると、この繁忙期の中でも2月後半~3月末にかけてが最も引越し費用が高い時期になりますので、その時期のみを避けるだけでもかなり変わると思います。
ちなみに、GWや夏休みに当たる日付も他の月よりはやや高く設定されている傾向にはありますが、1月~3月に比べるとややトーンは下がります。
2月~3月は一番の稼ぎ時だから値引きなんてしなくてもお客さん来るからね!
引越し費用が安いタイミングについてのまとめ
引越し費用が安いタイミングについてまとめると「月末を避ける」、「週末を避ける」、「1~3月を避ける」の3つがポイントになるのですが、一番重要なのは”なぜこの3つがポイントなのか”です。
これは初めに説明した通り”トラック”と”人件費”の問題が原因なんだという事が重要で、逆に言うとどんな時期であったとしても、トラックと人手が足りていなければ料金は高くなってしまいます。
ですので少しでも引越しを安くしたいという方は、引越し候補日を複数あげて見積もりを取ると、費用を抑えられる可能性がぐんと高くなりますのでぜひ参考にしてください^^
良い例
20日か21日で引っ越そうと思ってるんですけど、どっちが安いですか?
21日なら勉強しまっせ!
じゃあ21日で
悪い例
20日引越ししたいんですけど!
〇〇万円くらいですね(20日は混み合ってるからバイト雇わなきゃ!バイト代も入れて)
ぐぬぬ。高い。。
引越し会社の選び方
当たり前の事ですが引越し会社によってももちろん料金は異なってきます。
地域限定の引っ越す業者なども多数存在するので、一概にどこの会社が良いかをオススメすることは難しいです。
ですがそれでは記事にする意味が全くありませんので(笑)、原則はどこの地域でも当てはまる”大手引越し業者と地域の引越し業者の傾向”のみお伝えしておきます。
どちらの傾向が皆さんのニーズにあっているかは自身で判断してくださいね^^
またどの会社を選ぶにしても、必ず最初から1社に絞らずに複数社で相見積もりを取りましょう!
相見積もりしている事を伝えるだけで引越し業者が自ら値引きに応じてくれるので非常に楽です。
それでも満足せずに限界ギリギリまで交渉する場合は、皆さんの腕次第なのでお任せします(笑)
大手引越し業者の特徴
大手引越し業者は基本的に社員教育制度が整っているため、荷物の運び方や梱包の仕方など、サービスが優れている事が多いです。
ですが、その分料金は地域の引越し業者と比べると割高になるケースが多いです。
多少高くても安心と丁寧さでは負けません!
地域引越し業者の特徴
大手引越し業者に比べるとどうしても社員教育制度が整っていないため、残念ながらサービスが少し雑になるというケースも見受けられます。
ですが、逆に大手会社よりも親身に対応してくれる会社も存在します。
ですので一概に”大手よりも雑”というよりは”大手よりも会社ごとの当り外れが大きい”、と言った方が正しいと思います。
当り外れが大きい分、大手に比べると費用はかなり抑えられるケースが多いのでサービスよりも値段重視の方は地域引越し業者の利用を検討するのも良いかもしれません。
当たり業者を見つければコスパ最強!大手よりも地元業者に任せてやー!
不動産会社から紹介を受けるメリットはありません
不動産会社で契約をすると、良ければ引越し会社紹介しましょうか?とあたかも親切心かのように話を持ち掛けてこられることがあると思いますが、ここで紹介してもらうメリットは皆無です。
なぜなら引越し業者は不動産会社からの紹介で引越しの契約が成立した場合、不動産会社に紹介料を支払っているからです。
もちろんその紹介料に関しては引越しの請負金から捻出されている訳ですから、不動産会社に得はあっても契約者に得は全くと言っていいほどないというのが真実ですので、面倒がらずに自身で引越し業者を選ぶことをおススメします。
本当にあくどいケースでは、不動産会社と引越し業者が手を組んで、引っ越し代金にかなり高額な紹介料を上乗せして支払わせることもありますので、何度も言いますが本当に不動産会社から引越し会社を紹介してもらうメリットはありません。
でぃーらさんの引越し代2万円上乗せしといてー
りょ!
全体まとめ
いかがだったでしょうか?
- 候補日を複数あげる
- 見積もりは複数社で行う
- 週末・月末・2月~3月を避ける
- 不動産会社からの紹介は断る
この4点を守るだけで引越し代はグッと抑えられます!
特に不動産会社はあらゆる関連会社から紹介料をもらっているので気を付けてください(笑)
それでは最後までありがとうございました!
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